鳴鶴先生叢話とは、明治・大正時代の書家である日下部鳴鶴の思想や言説を後世に残すために、門下生である井上雲涯が編集・出版した本です。
この本の主題とも言える日下部鳴鶴とは、近代書道を確立したといわれている明治の三筆の内一人で、その功績はとても素晴らしいものです。今までは王義之の書風を基本として派生してきた和様が日本の書の基本でしたが、それを鳴鶴は唐様へと作り変え、弟子を育成し今現在でも鳴鶴の流派を受け継いでいる書道家は数多く存在して居ます。
そんな鳴鶴の生涯を弟子である井上雲涯が編纂し刑行したのが鳴鶴先生叢話で、日下部鳴鶴の死後いち早く出版されました。
現在でも鳴鶴先生叢話は日下部鳴鶴の研究において基本的資料となっていますし、書を志す人には読んでおいて欲しい本でも有ります。
ですが古書として入手困難なことでも知られていますから、入手希望の場合は古書店を巡ったりインターネットを活用したりして気長に探してみて下さいね。また古書ですので、多少の日焼けや擦り傷はつきものですから、そういった所も覚悟の上購入を検討して下さい。